平成28年2月 エフ・ステージ道の尾 「紙芝居」活動。
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企画広報を中心に、当社メディアサイトの運営やデザイン、記事の担当をしています。ロスジェネ世代の1981年生まれ。バイタル勤続15年目(2019年現在)を迎えています。自社の様々な活動や介護福祉のより良い情報を発信するために、日々奮闘中。僭越な文章ではありますが、暖かい心でお読み下さい。
平成28年2月に、エフ・ステージ道の尾では、職員による「紙芝居」活動を行いました。

披露した紙芝居は、3本。まず1本目は「お茶にしましょ」という紙芝居です。物語の中に出てくる”大福餅”のキーワードについて、「他のおもちの種類は何はありますか?」、「大福餅のように、大がつく言葉は何がありますか?」「お茶のように、茶がつく言葉は何がありますか?」など、紙芝居の中で、話す側(職員)と聴く側(利用者様)で掛け合いするように言葉遊びをしながら進める紙芝居でした。大がつく言葉では、「大学」「大工」など、茶のつく言葉では「喫茶店」「新茶」など、思いつく言葉がたくさん出ていました。

2本目は、「ちちの顔 ははの顔」という紙芝居です。こちらは、16歳の女の子(姉)と7歳の男の子(弟)の二人が主人公。ある理由で、山の奥に二人きりで生活しているところに、弟が行きずりの復員兵を連れ帰る。そこから二人で生活しなければならない理由などを含め、両親への思いが綴られる話となっていました。利用者様は、戦争中の大変だった時期などを思い出しながら、しんみりと聞かれていました。

3本目は、「夏のおもてなし」という紙芝居です。昭和の時代の懐かしい、夏のおもてなしの風物詩を描いた紙芝居となっていました。昔のビールのラベル絵が出ると、そのビールの銘柄を当てたり、七輪の絵が出てくると「その七輪であれば焼きよった」、鮎の絵が出てくるとその鮎の調理法の会話が弾んだり、ただ聴くだけではなく、そこから利用者様同士の会話に色々な広がりができたり、その紙芝居を懐かしそうに楽しまれていました。

紙芝居は、明治時代以降に誕生したと言われています。また、日本の文化である紙芝居ですが、色々な方々により、アメリカ、カナダ、中国、ラオス、タイ、スペイン、イギリスなどでも紹介されており、近年ではエイズ教育活動用としての紙芝居も作られ、世界的にも広がっています。

利用者様の世代では、昔は近所の公園や公民館などで頻繁に行われていた紙芝居、今ではなかなか触れることができませんが、私たちと一緒に昔の思い出を振り返ることができる、大切なサービスの1つにもなればと思います。読み聞かせる方の職員も、それぞれに工夫をしながら紙芝居活動ができたようです。
企画広報室:石原
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