そんな光景を見ていた一人の大柄な米人男性が、一人の利用者様に近づいてきて「◯✕△✕△◯…」と英語で話しかけていました。利用者様が困惑されていたので、すぐに側にかけより、中学生レベルの英会話で「Can I help you?」と尋ねると…「◯✕△✕△◯…」となにやら訳の分からない難しい英語で、最初は聞き取れませんでしたが、何度か聞いてみると、どうやら「原爆の被害に遭われた長崎の方ですか?」みたいな事を聞いているようでした。なので「Yes.from nagasaki」と答えると…その大柄な米人男性は、手を合わせ深々と頭を下げて「◯△✕…our sins…◯△✕…Sorry」と、私の勉強不足ですべては聞き取れませんでしたが、原爆を投下してしまった自国について、申し訳ない気持ちを表現(謝罪的な印象)していたのは分かりました。こちらも、頭を下げましたが「いえいえ、とんでもない」とも「なんてことしてくれたんですか!」とも、どちらの言葉もかけることはできず、ただただ、頭を下げることしかできませんでした。