株式会社バイタル|本部 〒850−0873 長崎市諏訪町6-7 TEL:095-823-3230(代)

より良い幸せな未来を創るために、”保育”の大切さを考える。

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この記事を書いている人 - WRITER -
企画広報を中心に、当社メディアサイトの運営やデザイン、記事の担当をしています。ロスジェネ世代の1981年生まれ。バイタル勤続15年目(2019年現在)を迎えています。自社の様々な活動や介護福祉のより良い情報を発信するために、日々奮闘中。僭越な文章ではありますが、暖かい心でお読み下さい。

「幸せとは何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられる人、少し時間がかかる人、まったく答えられない人がいると思います。

つまるところ、みんなが”幸せだ”と感じることは、「健康でいたい」「戦争のない」「お金がある」「平等である」「平和」などがあげられると思います。

 

いつもお世話になっております。

 

㈱バイタル企画広報室の石原です。

 

その「幸せとは何か?」を考えるためにに、当社主催で「未来の国。国の大切な資源を育てるシンポジウム」を、平成29年3月4日(土)に開催しました。

 

 

未来の資源を考える、重厚なシンポジウムのテーマ=想い

 

デンマークは、日本国と同様地下資源に乏しい国 ゆえに、子供が国の大切な資源であると認識し、 乳幼児、児童、青少年教育に重点を置いていま す。「保育園落ちた」は絶対にありえず、子供が 生まれても、何処の家庭に障がい児の有る無しに拘 らず、保育、幼稚園の場が保証されている「待機 児童ゼロ」の国です。そこから、日本の現状を紐 解き、これからの日本を思い、いかにして日本の 大切な資源を育くむべきなのかを、一緒に考えて より良い未来を目指します。

 

このテーマ(想い)についてのシンポジウムを開催。

 

講師に、デンマーク 北フェン島市児童福祉地域包括責任者 ギッテクリステンセン先生、そして1991年N.E.バンクミケルセン記念財団の設立や日欧文化交流学院を設立し、数多くの功績を残している ペラージョ株式会社 代表取締役 千葉忠夫先生をデンマークからお迎えし、シンポジストとして、長崎県議会議員のたかひらはら元さん、活水女子大学子ども学科 准教授 前田 志津子さん、元長崎女子短期大学 学長 浦川末子さん、長崎県こども政策局 局長 永松 和人さんに参加頂きました。

 

外国人の方と一緒にいるだけで、日本人も外国人に見えるの?子どもの関心が、私の生まれた国を変えた

 

デンマークからわざわざ来て頂いているので、シンポジウム開催の前日に、先生方と副島会長に引率する形で、長崎の児童施設や保育所を一緒に見学して頂きました。

 

まず、長崎市平山町にある”菜の花こども園”にいきました。

 

 

この”菜の花こども園”は、「緑の木立ちのなかで、さんさんと降りそそぐ太陽の下春は蝶を追い、夏は水とたわむれ 、秋は自然の恵みを食し、冬は陽だまりの中で遊ぶ、子どもの全面発達をめざす」という子供の未来のために、こどもの全面発達を掲げ、”自然と遊ぶ”ことでの自由な保育を行っている、数少ない場所でもあります。

 

こどもたちの生き生きとした表情に、こちらも思わずほっこりとさせれました。

 

また、デンマークから来られた先生方を見て、いつも以上に興奮状態になっている子どもたちは、「外人!外人!」とおおはしゃぎ。

 

終いには、どう見ても純日本人、そうでなくてもアジア系にしか見えないであろう私のことさえも「外人やろ?英語しゃべって!英語!英語!」と囃し立てるので、「I love nagasaki. but I don’t speak japanese.」や「Yes,No」、そして「bye」など、辛うじて覚えている中学レベルの英語術を駆使して、終始”日本人の私は、外国人として”、見学の間の数十分を過ごすことになりました。(笑)

 

なんとも言えない罪悪感と、なんとも言えない優越感との間で、私の心の振り幅が極度に激しい時間となりました。

 

”菜の花こども園”のこどもたちは、きっと私の冗談を分かってくれていたと思いますが……

 

 

 

クリステンセンさんの住むデンマークでも、こどもの保育は”自由”がテーマとなり、自然の中で保育を行うことが中心になっています。

 

いわゆる日本特有の”競わせる”という概念は、デンマーク保育にはありません。

 

つまり、デンマークの保育、教育制度は、1番2番などの順位をつけず、個性を育てる教育です。

 

先生や指導する側の人間は、優秀な成績を出す子供や生徒を育てるよりも、”個性を育てる方が評価が高い教育”だとしており、日本とは、極端に言えば”真逆の教育”です。

 

日本は、保育の段階で、かけっこ競争など、”競わせる保育”ですし、現に私もその教育を経て、今を生きてます。

 

つまり、どちらが良いか悪いかではなく、良いことは伸ばす、悪いことは改善するということですね。

 

菜の花こども園】についての詳細はここをクリック

 

馬との関係を通して、こどもの”感情”を整える場所

 

長崎市宮崎町にあるゆうゆう牧場に行きました。

 

ここは”馬を介して、人の「輪」と「和」が広がる空間をつくる”という想いを掲げた運営を行っている施設”

 

 

障がい者のデイサービス(馬とのコミュニケーション)や、一般の方の乗馬体験など、馬を通した様々な体験ができる、日本でも珍しい施設です。

 

馬を通した保育。

 

凛とした馬との関わりを通して、子どもの「できる」を伸ばすことを目標としたカリキュラムが組まれているのも特長的でした。

 

 

先生方も、子どもたちが上手に馬にまたがって、風を切って駆けているところを真剣に見られていました。

 

馬との関係を通して、ゆうゆう牧場で過ごす子どもたちは、その感性を磨き、”勇気を持つ”、そして”挑戦する”という、人生を生きる上で、大きな大きな力を発揮する感情を育んでいるんでしょうね。

 

【ゆうゆう牧場】についての詳細はここをクリック

 

シンポジウムのウェルカムパーティーを開催。しかし、少々苦い経験も?!

 

様々な方々のご協力と支援のもと、デンマークシンポジウムを開催できる運びとなり、その協力して頂いた方々や、支援者、関係者の方々が出席したウェルカムパーティー。

 

 

クリステンセンさんも千葉忠夫さんも大変喜ばれていました。

 

その喜びのあまり、千葉先生は色々なおみやげを私たちにプレゼントしてくれました。

 

しかし、中には軽々しくも心から「ありがとうございます。」とは言えないようなおみやげもありました。

 

それは、デンマークではスタンダードなお菓子”ラクリス”です。

 

ラクリスについては、こちらのサイトの記事➡クセの強い食べ物 デンマーク/コペンハーゲン特派員ブログ | 地球の歩き方にて詳細に書かれていますので、”ラクリス”が気になる方はチェックしてみて下さい。

 

私が約2年前にデンマークに研修に行った際の記事➡平成27年9月 デンマーク研修「高齢者施設(認知症)」視察レポートで紹介しましたが、とにかく”ラクリス”は、異質な味なんですよ………。

 

もちろん、会場に来ていた日本人の方々は、ほぼ100%の確率で”合わない”という結果となりました。

 

千葉先生はその光景を見て、「えっ?まずいわけないでしょ!デンマークではこどもたちは美味しそうに食べてるんだから」と平静を装っていましたが、腹の中では大笑いしていたことでしょう。

 

 

会場内での話題は、デンマークの社会情勢の話や、日本における社会情勢の話から、鳥の話まで(笑)、話題はつきることがなく、本当に楽しい雰囲気で、先生方を歓迎させて頂きました。

 

 

素晴らしい方々ばかりの中で、一際ポージングがおかしな人がいますよね?

 

それ私(石原)ですね。

 

はい、チーズ!

 

で、ピースをしてしまう保育教育を受けた世代です!(笑)

 

デンマークシンポジウム「未来の国。国の大切な資源を育てるシンポジウム」

 

 

司会進行である副島社長より、シンポジウムについての挨拶がありました。

 

 

クリステンセン先生から、デンマークの保育についての講義があり、出席された方々は、真剣に聞かれていました。

 

 

千葉忠夫先生の講義では、デンマーク国家が、なせ幸福と言われているのか?というところを紐解きながら、日本とデンマークの保育の違い、そして国民の意識の違いなどを熱弁されていました。

 

また、時折魅せる「日本の制度は、”デモクラシー”です。”でも暮らし”は良くならない……」という、出席者の心を鷲掴みにしてしまうハイセンスなダジャレで会場内を盛り上げつつ、どんどんどんどん”幸福になるために”というアルゴリズムを提起していきながら、「あなたが思う幸せとは何ですか?」と会場内の参加者に投げかけたり、会場全体が一体になって”幸福”を考えるという有意義な講義となりました。

 

 

ちなみに、日本は民主主義であり、資本主義とも言われていますね。

 

 

そして、「平等とは?」ということの考え方、捉え方について、ピザ1枚に例えて説明して頂きました。

 

日本では、1枚のピザを三人で平等に三等分する時、”どうであれ均一に分ける”という考え方が一般的ではないでしょうか。

 

もちろん、私もそう考えていました。

 

しかし、デンマークでの”平等”は、違います。

 

”三人の背景(状況や環境)を考えて、三等分することが平等”としています。

 

簡単に言うと、お腹が空いている人は誰なのか?お金を持っている人は誰なのか?譲り合いの心を持っている人は誰なのか?などなど、ひとりひとりのことを踏まえた形(個を尊重する)で”分けること”、逆に言えば”与えること”が平等であると定義しています。

 

これは、自然にしている時もあると思いますが、どのような状況であれ、相手、そして自分の環境や状況を、汲み取ることが大切だということがわかりました。

 

そして、難しい講義では、いかに場の空気をハイセンスなダジャレで和ませられるのか?も大切だということが分かりました。

 

シンポジストの皆さんの語る保育への思い

 

 

シンポジストの皆さんによる”保育”についての議論も、大変興味深い内容でした。

 

 

それぞれに”未来の資源であるこどもたち”への教育のあり方、そして私たち大人がこどもたちに残さなければならないもの。

 

 

そこから紐解く、日本の未来。

 

自分には関係ない。

 

そうじゃない。

 

今を生きている私たちが、今の自国の状況をしっかりと把握して、任せっきりの政治ではなく、国民ひとりひとりが”連帯”する気持ちを持つことが、「未来の資源を大切にする国=幸せな国」に近づく、大きな一歩となるはずです。

 

終わりに

 

 

登壇された先生方、そしてご来場下さいました皆さま、本当にありがとうございました。

 

国が違う、税率や法律が違う、文化が違う…しかし、私たちは同じ人間です。

 

やらなければならないことは、山のように、そして空いっぱいに広がっていますし、世の中を変えることは大変難しいことです。

 

でも、自分が変わることはできます。

 

より良い未来は、”今から生まれてくる””今を生きている”子供たちが住む未来です。

 

私たちがしっかりと、道を整えていくことを諦めずに続けていく。

 

それが子供たちの明日になります。

 

そして、私たちにとっての大切な今日になります。

 

幸せのあり方は、こどもの保育にあること、そしてこれからの未来を創るのも今の子どもたちです。

 

だから、保育、すなわち幼児教育をしっかりと見添えた働きかけをしていくことで、幸せと言える国づくり、幸せと言える場所、幸せと言える環境を、他人任せではなく”共生=連帯”としてやっていかなければならないと言えるのではないでしょうか。

 

シンポジウム「未来の国。国の大切な資源を育てる」セミナーにご参加頂き、誠に本当にありがとうございました。

 

デンマークと㈱バイタルとのつながり

 

当社の理念である”ノーマライゼーション”を、私たち職員一同がまずしっかりと意識し、そしてその思いを繋いでいく。

 

そのパッションが、日本を変えることを信じて。

 

副島会長(2017年現在)が約20年前にデンマークに渡ってから、当社とデンマークのつながりがあり、2016年春には、デンマークから障がい者ロックバンド”BALI”のライブも開催しましたし、2016年秋には、デンマークへ研修へも行きました。

 

詳しくはこちらの以下の記事より⬇

平成27年3月24日 知的障害者ロックバンド”BALI”ライブレポート

デンマーク研修 ドキュメンタリー「デンマークの風に吹かれて」

 

㈱バイタル企画広報室|石原

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