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デンマークが幸せな国と言わる理由 障がい者施設勤務者として生活指導教諭資格の必要性。

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企画広報を中心に、当社メディアサイトの運営やデザイン、記事の担当をしています。ロスジェネ世代の1981年生まれ。バイタル勤続15年目(2018年現在)を迎えています。自社の様々な活動や介護福祉のより良い情報を発信するために、日々奮闘中。僭越な文章ではありますが、暖かい心でお読み下さい。

社会福祉国家デンマークが”福祉国家”であり、「世界一幸福な国」と言われる理由に迫ります。

当社のメディアサイトを読んで頂いている方、また、新しく来てくださった方、いつもお世話になっております、企画広報室の石原です。

この記事では、当社協賛のもと、デンマークより、フォド・スヴェンセンさん、エヴァ・スヴェンセンさん、千葉忠生先生をお呼びして開催された「ノーマリゼーション in 長崎」のエヴァ・スヴェンセンさんの講演「② 障がい者施設勤務者として生活指導教諭資格の必要性」の講演の内容を掲載しています。

あなたが社会福祉国家デンマークの社会福祉に興味があり、勉強してみたい!または、実際に現地に行きたい!と考えている方なら、参考になると思います。

以下より、興味のある講演も合わせてお読み下さい。

では、講演②「障がい者施設勤務者として生活指導教諭資格の必要性」についてお届けします。

障がい者施設勤務者として生活指導教諭資格の必要性

講演者|Eva Svendsen(エヴァ スヴェンセン)

エヴァスヴェンセン 写真

ペダゴウ生活指導教諭養成教育

デンマークに特徴的な余暇活動は、神学者・歴史家のグルントヴィに率いられた19世紀の民衆運動と農民教育を源流とし、現在は、立ち止まりや学び直しの機会を提供すると同時に、個々人を地域に結びつけ市民として生かす戦略の役割を果たしている。

その余暇活動の実践に必要な「人生の学校」とも呼ばれるフォルケホイスコーレ、コーディネーターであるペダゴウを養成する生活指導教員養成の需要と何故専門教育が必要なのか??

それについて、解説していきます。

ペダゴウの役割

デンマークの生活指導教諭(ペダゴウ)の職場は先ずは乳幼児、児童青少年のデイケア施設である。さらには障がいを持った児童、青少年、成人の入居施設である。

生活指導教諭養成教育ではペダゴウが仕事を通して児童青少年の身体的、社会的、そして人間的成長の支援が出来得る様になることに重点をおいている。

したがってペダゴウは生活支援を可能にするための専門知識を持たなければならない。例えば心を開いて接触(正直)、感情移入(共感)、寛容(忍耐)、おもいやり、創造性、そして相手に安心感を持たせる技などである。

1)デイケア(保育児0-3歳,幼稚園児3-6歳)

デンマークでは、保育園や幼稚園あるいは養護施設で子供を世話できるようになるまで100年もの歳月がかかっている。

ほぼ100%子供は保育園、幼稚園へ

就学前の児童を持つ保護者はほぼ100%に近い割合で子供を保育園、幼稚園に預けている。デイケアの提供は、福祉サービスの基礎的なものであり両親が持つ権利として認識されている。

逆に、デイケア施設に児童が世話になるということは社会にとっても大切なこととと考えられている。

子供は社会が育てる

自分の子供がデイケアの施設を利用しない場合でも子どもたちに社会常識を学ばせるため(例えばインテグレーション)デイケア(保育ママ)が必要である。

歴史的に、デイケア施設は、第二次世界大戦後に利用可能が大になった。家庭経済を保つため、仕事を持たなければならない共稼ぎ夫婦や片親の子供のためにデイケア施設は確保されていった。

2)入居施設

デンマークでは、子供や青少年の入居施設にも長い伝統がある。

子供の未来を考えて

これは、特別な支援を必要とする障がいを持つ子供や青少年、社会的理由により子供が親に受け入れられない児童青少年に適用される。

入居施設は、子どもの正常な発達を確保するために設立され、入居施設は社会省(関係官庁)の指示に従いその通達に基づいて運営される。

3)デイケアならびに入居施設の運営責任者

歴史的には、両施設は民間団体、個人、協会、組織が必要性を感じて、しばしば私的なイニシアテイブで発足設立されていた。入居施設例えば、障がい児/者、あるいは親が養育できない問題を持ってる児童/青少年の入居施設は公共が運営していた。

民間ではなく自治体が責任を持つ

1970年代後半からはデイケア施設と入居施設双方とも民間あるいは公共施設であれ、運営の責任(需要と供給の責任)は、地方自治体になった。

地方自治体はデイケア・入居施設の必要な定員を確保する責任を持っている。デイケア施設は、自治体によって直接運営されることが多く、伝統的に入居施設は民間団体、協会あるいは個人が日常業務を担当した。デイケア施設、入居施設の利用費は使用する自治体が支払う。

4)施設勤務職員

20世紀を通じて特に第2次大戦後の社会福祉国家の発展は公共の下でなされた。

例えば国会や地方自治体議会に福祉政策が委ねられ、社会に存在する諸々の民間団体、保護者の団体、患者団体等が福祉政策に重要な役割を果たして進展していった。情報社会におけるこれらの組織は民主主義の中心値(核)である住民に利用できるように考慮され、組織の要望や要求は税制によるデンマークの社会が提供するサービスの開発と品質内容の吟味に非常に重要であった。

同様に国民学校(小中校)教育にも適用されるが、デイケアや入居施設の質、健康状態や病院の状態などにも同様に適用される。それぞれに関係する各地域の民間団体は、住民に提供するサービスの内容と品質の維持を要求し、議論検討をしている。

子供たちの自律を育てる

例えば、デイケアや入居施設に関して言うならば組織から要求される子供の世話居場所を確保するためばかりではなく、労働意欲を子供たちに涵養させ確実に子供たちが社会の中で自律して社会貢献できる成熟した市民になるよう育成しなければならない。

デイケアの制度は、第二次世界大戦後、特に1950年代半ば以降女性が労働市場に参入することでますます必要性が大きくなった。デイケアの需要は高まり(すなわち定員数)の増加をもたらし、更にはケアの質の要求が高まった。それゆえ、保育園や幼稚園で働く職員の専門的な教育が要求された。

女性が活躍する社会

1980年代から、デンマークの女性(子供を持つ女性を含む)の就業率は男性とほぼ同じくらい高くなっている。

男性と女性は例えば失業手当等に関し、自分自身と家族を扶養するために同等の権利を持っていると社会は認識している。男性と女性は教育を受ける同じ権利を持っている。

したがって、例えばデイケアは必要な公共サービスであり、デイケアの内容は、子どもが知的と社会的に成長発展に貢献する資質のある内容を持っていなければならないという幅広い合意があった。

子供の教育は連帯が鍵

デイケアの施設はサービスとして認識されており、保護者はそれを選択することが出来る、学齢期まで子供を自身でケアするかを選択することができるが、自身でケアする解決策を選ぶ者はほとんどいない。

デイケアは就学前教育として子供たちが学校教育を受けるために準備訓練ができる必要性を有する場である。デイケア施設は子供の発達に必要欠くべからずものとして義務的な性格を帯びている。

デイケアおよび入居施設(特に知的障がい者施設)で働くスタッフに要求される資質のための特別な教育が開発されたことを意味している。かつては医師や看護師が担当していた施設では、現在は生活指導教諭の教育を受けたものが代わってその仕事を担当している。

生活指導教諭

生活指導教諭の教育期間は3、5年で広範囲の教育(教育学と心理的な内容だけでなく、)社会教育のプロとしていくつかの実習訓練、子どもの発達について学ぶとともに、一般大学と同様に学士号を取得する。

現在ではより実践的な短い1年間の生活指導学の基礎教育PGUと2、5年間の生活指導アシスタントPGAの制度が開発されている。デイケア(および入居施設)の職員は、理論的より実践的な教育を受けている生活指導教諭が主であるが、他の異なる職種(OT,PT,SP,etc.)からの職員も採用されている。

保育園、幼稚園の費用について

前述したように、保育園、幼稚園は重要な公共サービスであると考えられている。運営費の大部分は地方自治体税で市町村が支払う。しかし、育児サービスを提供しえいるのだからかかる費用の25%から30%は保護者が支払う。地方自治体によって保護者の支払い額を減らす政策を取るなど、地方自治体によって保護者の支払額は多少異なる。

保育園は通常保護者が月3200kr( 約6万4千円)、幼稚園の費用は月約1700kr(約3万4千円)を支払うが子供が幼稚園で給食を受けると費用は加算される、

5)法的根拠

児童や青少年の託児施設と入居施設の運営の枠組み法は国から出ており、法律は一般的に昼と夜の施設運営の目的が何であるかを示している。枠組法の下で各地方自治体は児童定員の確保や有資格職員の確保などを実践する。

教育法について

教育法は、教育の全体的な目的や枠組み、さまざまな教育プログラムの全体的な枠組みを含んでいる。

特別教育ガイドラインで規定されている生活指導教諭や同教育アシスタントなどの教育は、それぞれの教育機関で実施されており、教育実践分野の専門性を学ぶことが出来る。生活指導教諭の教育プログラムは、理論だけではなく学生が幼稚園、保育所や入居施設での実習に重きをおいていることが特徴である。

特定乳幼児の発達に伴う特別知識(保育園)あるいは児童の発達、学習に対する専門知識を習得することを重視する。例えば、特別な社会的な問題を持つ子どものための入居施設あるいはさまざまな障がいを持つ児童に対する短期長期にわたる教育訓練に関する知識を習得することも重要である。

現代の生活指導教諭ための教育

現代の生活指導教諭ための教育は、障がいを持つ人々を含む普通の子どもや若者や子供、特別なニーズを持つ青年および成人と接触協力しなければならない専門的な知識習得のため3.5年の大学教育をうけて学士号を取得する。

生活指導教諭教育への入学資格は高校卒あるいは高卒に相当する12年間の教育修了者である。生活指導教諭の就職先は、保育園、幼稚園、学童保育、各種障がい者入居施設等であるが、最近では高齢者施設でも必要とされてきている。

教育内容は、心理学、社会関係、医療保健などが含まれ、さらに専門専攻の分野に応じて特定の教育を受ける。

生活指導教諭教育に準じる他の教育として教育期間も短く理論教育も少ない- PGU(ペダゴウ基礎教育)とPGA(ペダゴウ・アシスタント)教育がある。 -入学資格は前述12年の高等学校卒の必要はない。PGUとPGA教育の修了者は、デイケアのスタッフの大部分を占め、子供の個人学習計画と発達目標に確実に到達できるような仕事をする。

デイケア施設では、資格を持つスタッフに加えて、無資格の補助職員や非常勤の職員が勤務しているが、彼らは後に生活指導教諭教育を希望してる者が多い。

6)まとめ

専門的な教育は1950年代から

デイケアと入居施設に勤務する職員に対する専門的な教育の必要性はデンマークでは1950年代から始まった。国が待機児童0の政策をしているので、就学前の子どものほぼ100%がデイケアを受けている。保育園には生後9ヶ月から行くのが普通である。

就学後は3年生までは学童保育として学校ベースの取り組みに置き換えられ、10~11歳を超える子供は国民学校内にもうけられたクラブで余暇時間を過ごす。

成長と社会性の育成

デイケアは子どもの成長と社会性を育成するため必要かくべ駆らずものであり、その意味では学校と同じように考えられ、子どもたちが在園する期間中に彼らが成長するために必要なもの(例えば社会常識)を確実に与えているのである。

デイケアは外国の背景や文化を持つ子供たちを統合することによって、彼らがデンマーク語、デンマークの生活様式、文化を学び、デンマークの学校教育に適応できるよう支援している。

したがって、就学前のデイケア施設においては児童の個別指導計画が立てられる。個別指導計画は子どもの言語発達、文化理解、他の子供たちとの社会的関係を形成する能力等を考慮して作成される。、これらの個別指導計画に沿って子供たちの学習が育成されていく。

子どもの成長発達と学習を確保する重要な場

子供たちがデイケアから就学にいたるまで子どもの成長発達、社会性の学習に体系的に一貫して育成していくには高度の教育とその必要性を理解した職員が必要であると広く政治的にも社会的にも合意を見ている。

何故ならデイケアは単なる子供の子守の場ではなく、国の大切な資源である子どもの成長発達と学習を確保する重要な場であるからだ。

勤労者である保護者とその組織は近年デイケア施設で行われている学習と文化普及に焦点を当ててることを望み、それ故有能で適格な職員の必要を望んでいる。知的教育のみに重点が置かれている社会では、生活指導教諭の教育の必要性はもはや不要かと思われるが、それどころか、デイケア施設には専門的によく教育訓練された生活指導教諭が必要であることは明らかである。

講演内容:Eva Svendsen

最後に

ということで、当社協賛のもと、デンマークより、フォド・スヴェンセンさん、エヴァ・スヴェンセンさん、千葉忠生先生をお呼びして開催された「ノーマリゼーション in 長崎」のエヴァ・スヴェンセンさんの講演② 障がい者施設勤務者として生活指導教諭資格の必要性の講演の内容を掲載しました。

あなたが社会福祉国家デンマークの社会福祉に興味があり、勉強してみたい!または、実際に現地に行きたい!と考えている方なら、参考になったのではないでしょうか。

以下より、他の講演も合わせてお読み下さい。

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■次は、介護やレク、リハビリを学ぼう!

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